語彙力も集中力も情緒も安定する、良いことしかない読み聞かせ

すがもキッズでは、読み聞かせに力を入れています。

帰りの会や、一斉活動に入る前など、園児たちに本を読む時間を取り入れています。

それだけでなく、園児たちが自由遊びの時間に好きな本に触れられるよう、すぐに手にとることができる場所に本を置いています。

また、本の貸し出しもして、家庭での読み聞かせにご協力をお願いしています。

読み聞かせ、一緒に本を読むということは幼児期には絶対不可欠だからです。

では、なぜ読み聞かせは必要なのでしょうか。

言語力を育てる

まず、読み聞かせは言語力の土台を作る上で最も効果的なツールです。

本を通じて、単語力がグッと上がります。

日常生活の親子の会話だけだと、どうしても使う言い回しや単語は限られてきてしまいます。

「片付けてー」「ご飯できたよー」「そろそろ寝る時間よー」など、ワンパターンになりがちです。

いつも一緒にいるから子供も親も、いつもの言い回し・短い言い方で通じてしまうのです。

しかし、本の世界なら、いろいろな場所や登場人物を通して、豊かな語彙に触れることができます。

初めて出会う言葉もたくさんあるでしょう。

アメリカで日本語を伸ばしていくためには、本が身近な存在であるかどうかで決まります。

豊かな親子の時間

次に親子の時間をより充実させることができます。お父さん・お母さんのおひざの上で、思う存分本を読んでもらう。

そんな時間は子供にとってかけがえのないものです。

子供が欲しがっているものは、本来、物ではありません。

子供が欲しがっているもの、それは親が向き合ってくれる時間だからです。

じっくりお子さんと向き合う時間作りに本は手軽で、どこにいてもすぐに読むことができます。

子供がお膝に座って、「本を読んで」と言ってくれる時期は驚くほど短いものです。

親の元をついてまわって、親と一緒に本を読んでくれる時期は風のように過ぎ去っていきます。

子供は子供の世界ができて、親から離れていく時が必ず来ます。

その時、後悔しないように、大切な大切な幼児期を一緒に過ごしてほしいと願っています。

豊かな人生を作る

読書の習慣は人生の宝です。

インターネットで情報が溢れている時代、質の高い情報を得るためには、本を活用ください。

本を執筆する人は何年もの時間をかけ、研究や思索を重ね、1冊の本を生み出します。

その熱意や労力に容易にアクセスできるのが本の醍醐味です。

また、本を読むことは貴重な情報源なだけではなく、人生をより豊かにしてくれます。

良書に触れることで、自分が経験してないことも経験できます。

他の人の人生を味わってみることができます。

特に長く親しまれてきた本には、先人たちの知恵と教訓が詰まっています。

そんな素晴らしい先人たちの教えに幼少期から触れることによって、子供たちは多くの大切な教えを学んでいけるのです。

他にもたくさん、読み聞かせの利点

読み聞かせが習慣になっている子は、言語力が高い・好奇心が旺盛で自分から学ぶ・情緒が安定している・集中力がある・人の話を聞く力があるなど、他にも良い面がたくさんあります。

反対に、スクリーンタイム(テレビやタブレット)が長時間となり、本を読む習慣がない子は全く逆のことが起きている子がとても多いです。

語彙が少ない、集中が弱い、人の話を聞けない、言葉ではなく手が出てしまう、などです。

どうしても本の良さと比べると長時間のスクリーンタイムはお子さんの成長の妨げになっていることが多いです。

こんなに良いことばかりの読み聞かせ。

本さえあればすぐに家でできる最高の教育だと思いませんか。

いつから読み聞かせ?

読み聞かせはいつから始めたら良いですか?と聞かれたら、今すぐにでもはじめてくださいとお答えします。

何歳から?生まれてすぐに、もっと言えば、お腹にいる時からはじめて良いくらいです。

お腹にいる胎児は、妊娠中期くらいから、耳がだんだん聞こえるようになり、妊娠後期にはお母さんと他の人の声を聞き分けることができると言われています。

日本では昔から「胎教」という、お腹にいる時から赤ちゃんに話しかけたり、本を読んだり、歌ったりする大切さが語り継がれていますね。

今まであまり読み聞かせをしていなかった、というご家庭でも大丈夫です。

今日から、1冊から、読み聞かせを始めて見ませんか。

子育てで勘違いしがちなこと
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