2021年もすでに2月になりましたね。
昨年のオレゴンは色々なことがあって、今年はいい年になってほしいものです。
さて、すがもキッズでは節分の豆まきを園児たちと行いました。
本物のお豆は使いませんでしたが、お豆に見立てた発砲スチロールを鬼のお面に投げて、悪いものを外へ、福はウチと元気よく豆まきしました。
この日に向けて、園児たちは鬼のお面を作りました。
絵の具で、好きな色に塗り、目、鼻、髪の毛をのりでつけました。
制作で絵の具やのり、ハサミを使いましたが、この道具を使う活動は幼児の発達にものすごくいいんです。
幼児教育の言葉で、「目と手の協応」というものがあります。
簡単にいえば、目で見た情報を元に、手を動かして色々なことを行うことです。
例えば絵の具なら目で見て、「ここに青ぬりたいな」と思いながら手を動かしていきますが、幼児は思った所に絵の具を塗るのが難しかったりします。
力加減も苦手な子もいるでしょう。
目と手の協応が苦手な子は、不器用な子に見え、色々な活動が難しくなってしまいます。
制作で絵の具やハサミ、のり、クレヨンを使うことは、楽しく、この「目と手の協応」のトレーニングをすることができます。
制作で面白いのは、先生が同じ画用紙やパーツを用意しても、一人一人違うものが完成するところかなと思います。
色の組み合わせやパーツの配置から、その子らしさが出てしまうものなんですね。
誰が作ったものかわかるように名前を書いておきますが、見なくてもすぐに作ったかわかってしまいます 笑
この日は節分とは何か、お豆はいくつ食べるのかなど話合いました。
「みんなは何個お豆を食べるといいかなー?」「みんなの年に1足すといくつかな?」と一緒に考えながら数の概念も楽しく学びます。
幼児に大切なことは、たくさん実体験を積んで学ぶことです。
数の概念もただ数字だけ書いてしまうと、大切な概念を学ばず、小学校で算数を学ぶときにつまずいてしまいます。
一緒に数えたり、数が増えたり、減ったりすることを実際に見て触って感じる事が一番大切な学びです。
手先も頭も体も心も使って、人と交わって活動する。
そん中で周りも自分も大事にできる人になってほしいと願いを込めて、園児たちに何が私たちにできるか日々挑戦し続けています。